眼の矯正(レーシック・ICL)とは?概要や安全性、メリット・デメリットをまとめてみた!

裸眼の視力が悪くて困っている人、コンタクトレンズやメガネが煩わしいと感じている人。

そんな人は一度はレーシック手術って良さそうだな、と思ったことがあると思います。
しかし、値段や安全性、実際はどういったものなの?といった問題が解消せずに行動に移せていない人も多いでしょう。

今回は、レーシックだけでなく、レーシックと比較検討されることの多い視力矯正手術であるICLについてもまとめて解説&特徴比較を行っていきます。

それでは、まずはそれぞれの手術内容を説明していきます。

レーシック

概要

視力矯正の手術では一番有名です。 日本では2000年に厚生労働省から認可がおりました。

簡単にいうと、
角膜にレーザーをあてて、角膜を削り屈折率を調整することで、近視・遠視の矯正をします。

レーザーで角膜を削る前に、角膜の表面を薄くスライスします。(スライスされたものはフラップと呼ばれます)
レーザーで角膜を削った後にフラップを戻すことでレーザーで傷ついた表面を保護します。

引用元:みなとみらいアイクリニック

近視や乱視の度数が強い人、角膜が薄い人などはレーシックを受けられない可能性があります。

また、接触を伴うような激しい運動をする人はフラップがずれるリスクがあります。

手術を受ける前には検査があり、施術可能かなどを検査します。
そして、術後も翌日・1ヶ月・3ヵ月・6ヶ月・1年と検査があります。

細かく見ていくとレーシックにもいくつか種類があり、ラセック、PRK、アイレーシック、イントラレーシック、モノビジョンレーシックなどなどです。
※ここでは詳細の説明は省略します。実際の専門医にお聞きください。

メリット

  • 値段が(ICLなど他手術と比較して)安い。15万円程度~できます。
  • 術後の痛みが少ない。
  • 視力回復が早い。翌日には1.0以上になる方が大半(9割以上)と言われています。
  • 手術時間は数十分程度と短い。

デメリット

以下のようなリスクがあります。

  • ドライアイ。
  • 近視戻り(視力が術前に戻ること)のリスクが(ICLと比較すると)ある
  • 角膜の混濁。
  • ハロー・グレアの可能性がある。暗い場所で光を見た時に光の周囲がにじんで見えたり、光をまぶしく感じる症状。(時間経過とともに落ち着くことが多い)
  • 感染症・合併症。
  • 激しい運動時にフラップがずれる。
  • 矯正の度数には限度がある。

おすすめの人

以下のような方はぜひ一度検討してみてください。

・料金を安めに済ませたい。
十数万円~数十万円で受けることができます。

・症例数が多い施術だと安心。
2008年には年間45万件、今でも年間に1万件以上の人が手術を受けています。

おすすめできない人

・角膜を削ることに抵抗がある方。
角膜は一回削ってしまうと厚さをもとに戻すことはできません。

・今後さらに視力が悪くなる可能性がある方。
角膜を削ることで視力矯正します。そのため、施術当時の裸眼視力に合わせることになります。
20歳前半までは近視が進む可能性が高いため、20歳後半から検討を始めるとよさそうです。(18歳未満の方は受けることができません)

・視力が著しく悪い方。
おすすめできないというよりは、度数が高すぎると施術することができません。

ICL

概要

ICLはImplantable Contact Lensの略です。
文字通り、眼の中にコンタクトレンズを入れる施術方法です。

日本では、2010年に厚生労働省の認可を受けました。

角膜を3mmほど切り、そこからレンズを挿入します。

参照元:森井眼科医院

角膜を切る長さが短い(レーシックでは28mmほど切ります)ため、ドライアイになるリスクを最小限に抑えることができます。
※術後にドライアイになる原因の一つは角膜を切ることにより知覚神経を傷つけることです。

メリット

  • ドライアイになるリスクが低い。
  • 術後に問題があれば、レンズを取り出して元の状態に戻すことができる。
  • 高い度数(目がかなり悪い人)や、強めの乱視にも対応可能
  • 角膜を削らない。
  • 近視戻り(視力が術前に戻ること)のリスクが少ない。
  • 将来、眼の病気になった際の治療の選択肢が狭まりにくい。
  • 紫外線カット機能がある。
  • ハロー・グレアが比較的起きにくい。

デメリット

  • (レーシックと比較して)値段が高い。40、50万円程度~手術可能です。
  • 度数によっては、施術開始までに時間がかかる。(在庫がない場合、レンズを準備するのに)
  • (レーシックと比較すると)厚生労働省から認可されてからの期間が短く症例数も少ない。

おすすめの人

・金銭的な余裕がある方。
レーシックと比較すると数倍の値段となります。

・眼への施術にまだ不安が大きい方
ICLであれば、術後に何か問題が起きたときにレンズを取り外すことでリスクをある程度カバーできます。
※もちろんリスクはゼロにはならないですが…

上述のメリット・デメリットを見ると、基本的にはICLの方が良いと感じるのではないでしょうか。
金銭的に余裕がある方はICLを検討してみてください。

おすすめできない人

・金銭的余裕がない方

・症例数が少ないことに不安を感じる方

金額でお悩みの方…

とはいっても、最低でも10数万円かかるのは決して安い金額ではありません。

金額がネックとなって手術に踏み切れない方は以下も確認してみてください。

・ご契約の医療保険の対象になる可能性があります。
対象にはならないことが多いとは思いますが、念のためお問合せすることをおすすめします。

・医療費控除の対象になります。
医療費控除とは、年間の医療費の合計が10万円を超えた分(年収により一部例外あり)は所得控除できる制度です。
レーシック手術は基本的には10万円を超えるため、実質負担としてはレーシック手術の値段よりかもいくらか安くなります。

※詳細は別途お調べください。

予約状況

私が2020年8月に品川近視クリニックの梅田で検査予約をしようとしたところ、1ヵ月以上先まで全て埋まっていました。。。
予約が取れたのも平日です。

検査は5時間程度かかるとのことで、検査の日程が埋まってしまっているそうです。(手術自体は数十分で終わのに検査の時間長いですね…)

時期や地域、予約する院によって変わってくるとは思いますが、興味ある方は早めの予約をおすすめします。

まとめ

レーシックと言っても細かく見ると色々な種類があるように、
一口に視力矯正といってもたくさんの方法があります。

その中でも今回は知名度、人気が高いレーシックとICLについて紹介しました。

まとめていて感じたのは、値段のことを抜きに考えるとICLの方が良さそうです。(断定的なことは言えませんが)

そのため、こんどICLを受けようと考えています。
試してみたらまた記事としてあげますね!

眼は体の中でもかなり重要な部分だと思いますので、事前に詳しく情報収集して納得してから手術を受けた方が良いです。
この記事も参考にしつつ、他の記事を読んだり、実際に手術を受けた方に聞いてみたりと情報収集されることをおすすめします。

お読みいただきありがとうございました。ではでは!

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