【剣道】剣道の課題点・イケてない点まとめ

おはようございます。こんにちは。こんばんは!
メンサーのチャイスケです!

私が小学生の時からやっている剣道について、

チャイスケが考える剣道の課題点・イケてない点を指摘していきます。

否定的な内容が多いですが、剣道を良くしたいという思いが根底ですので、剣道に興味がある人は読んでくださると嬉しいです。

まずはおさらい。有効打突とは

http://www5a.biglobe.ne.jp/~aiken/gakka/g73.html

有効打突は、剣道試合・審判規則第12条に、充実した気勢、適正な姿勢をもって、竹刀の打突部で打突部位を刃筋正しく打突し、残心あるものと規定されている。このような諸条件を満たした一本が有効打突となる。言いかえれば、気剣体一致の打突である。
有効な打突は理合と残心からなっており、理合を要素と要件に分けると、要素には、間合・機会・体さばき・手のうちの作用・強さと冴えが含まれる。要件には、姿勢・気勢(発声)・打突部位・竹刀の打突部・刃筋が含まれる。
残心は、打突後の身構え・気構えである。

※参考
https://www.kendo-canada.com/docs/stroud_kendo_shinpan_tebiki.pdf

ちょっと脱線しますが、こんな指導内容もあるそうです。
参考までに。

http://yusannokendo.blog.fc2.com/blog-entry-439.html

面打ちの際に、相手が後ろにのけぞって竹刀が面金を打った場合は、打たれた方がどんな「死に体」であっても一本にしてはいけない。

課題①:誤審が多すぎる

以下の記事でも、世界選手権での誤審について記載しました。
https://chaisuke.com/kendo

先程記載したように、有効打突は定義されています。

が、

実際にちゃんと定義通りに運用されているかというと、
全然できていないです。

過去の全日本剣道大会の試合を見ていると、
全く打突部位に当たっていない打突が一本になることが多いです。

例えば、第58回全日本剣道選手権大会決勝戦を見てください。

https://www.youtube.com/watch?v=HFspAo4XiP4

9分6秒の面ですが、全く当たっていないです。

竹刀の振りが早すぎてわからない。

という言い訳はかなり共感できますが、

だからといって当たっていない打突を有効打突にしていい理由にはなりません。

チャイスケの個人的感情の意見ではなくルールで明言されているからダメなのです。

早すぎてわからないのであれば、それを解決する方法を考えるべきです。

課題②:有効打突の定義がよくわからない

課題②-1:有効打突の要素・要件とは?

「おさらい」のところで記載しましたが、

有効打突は、
「充実した気勢、適正な姿勢をもって、竹刀の打突部で打突部位を刃筋正しく打突し、残心あるもの」

つまり、

・充実した気勢
・適正な姿勢
・竹刀の打突部で打突部位を刃筋正しく打突
・残心

が必要と規定されています。

また同時に、
「有効な打突は理合と残心からなっており、理合を要素要件に分けると、要素には、間合・機会・体さばき・手のうちの作用・強さと冴えが含まれる。要件には、姿勢・気勢(発声)・打突部位・竹刀の打突部・刃筋が含まれる。
残心は、打突後の身構え・気構えである。」

とされています。

では一体、

「要素」と「要件」のそれぞれの項目

・間合
・機会
・体さばき
・手のうちの作用
・強さと冴え
・姿勢
・気勢(発声)
・打突部位
・竹刀の打突部
・刃筋

は、

・充実した気勢
・適正な姿勢
・竹刀の打突部で打突部位を刃筋正しく打突
・残心

のどれにリンクしているのでしょうか?

例えば、

「間合」とはどれにリンクしているのでしょうか?

チャイスケにはどれにリンクしているかわかりません。。。

もしくは、リンクしていないのでしょうか?

もしリンクしていないとすれば、どういった論理構造なのでしょうか?

※この辺はチャイスケの頭が悪いだけかもしれないので、解説してくれる人いたらお願いします。

課題②-2:有効打突の基準が統一されていない

課題②-1で記載したように、
有効打突の要素・要件がよくわからないからというのも理由だと思いますが、

実際に審判が運用できるレベルまで有効打突の基準が具体的に言語化されていないです。

曖昧な表現が多かったり、

個々人の解釈の余地を多分に残したまま指導されるため、

人によって有効打突の基準が違ってきてしまいます。

また、ある一個人においてもその時の雰囲気などで有効打突の基準がぶれてしまうことは多いと感じます。

恥ずかしながらチャイスケはそういった経験があります。

それは、有効打突の基準が明確に言語化できていないことが1つの要因でしょう。

なんとなく雰囲気で1本にしなかったが、
後で振り返ると1本にするべきだったなという打突は腐るほどあります。

そして、そのたびに選手には申し訳ない気持ちになります。

剣道は、試合者のレベルに合わせて有効打突の基準が変化するものですので、

全日本剣道大会などに出場するトップ選手だけではなく初心者も含めて有効打突を一貫した基準で言語化するのが難しいのは理解できます。

ただ、トップ選手に絞れば基準を言語化するのはできるばずです。

そして、初心者についてはその基準を甘めに審判すればいいだけのはずです。

課題③:剣道は武道だからビデオ判定は不要という風潮

課題①でも言及したように、剣道では誤審が多いです。

ただ、誤審が多いことを指摘すると、

剣道は武道だから誤審があってもしょうがない

みたいなことを言う人がいます。

また、

例えばビデオ判定を導入しよう、と提案すると、

武道だから~

とか、

ただの当てっこゲームになってしまう

とかいう人がいます。

チャイスケは、絶対ビデオ判定を導入するべきだ、

という意見ではないですが、

1つの意見としてはありだと思っています。

この件については、以下の記事で一刀両断しているので読んでください。

「「剣道は武道だからビデオ判定は不要」とか言ってる人は絶対みんな読んでほしい」
https://chaisuke.com/kendo-2

あとがき

今回は、チャイスケが感じている剣道の課題点・イケてない点を列挙しました。

反論や意見などは受け付けているので何かあればコメントください。

今後、
チャイスケなりの改善案なども含めてまた記事を書いていきたいと思います。

お読みいただきありがとうございました!

ではでは!

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コメント

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